イスラム犠牲祭

バングラデシュ(イスラム教国?)では、年に2回、イードという祝日があります。1回目はラマダンという断食明けの休みです。そして2回目は犠牲祭と呼ばれる生け贄の休みです。2012年10月27日はその2回目のイードであり、その模様をお伝えします。

まず、この犠牲祭は人間の代わりに牛もしくはヤギを神への生け贄として差し出すのですが、これがまた尋常でないレベルで行われます。犠牲祭の一週間くらい前から、街で牛をちらほら見かけるようになります。そして数日前ともなると、いたるところで牛のマーケットができあがり、活発な取引が行われます。

どうやら最低レベルで大人7人あたり1頭くらいを買うそうで、1頭あたり3万円〜10万円ということを考えると、年間の所得の数ヶ月分はこの牛に費やしていると推測されます。宗教というのは物欲といった価値を超えるんでしょうね。ただ、牛マーケットを作ったがために、道路にはみ出し、ただでさえひどい渋滞がさらに悪化するのは勘弁してほしいところです。犠牲祭の前日にオールドダッカに行きましたが、1,000頭は見たと思います。

さて、この買われた牛たちですが、犠牲祭の日に家の前で殺され、頭以外はきれいに分解されます。1/3は親族に、1/3は親しい知人に、そして残りの1/3は物乞いなどの貧しい人に分け与えるとのことです。次の写真は、まさに殺される直前の哀れな牛の姿です。

この牛の奥の道にも、無惨にも殺された牛がゴロゴロしているのですが、グロいので写真アップは避けます。

このように日本では想像もできないイベントなのですが、これを見てて感じたのが、ベンガル人の可能性についてです。この犠牲祭のために育てられた数十万頭の牛、それを販売所まで運ぶ手順、業者ごとにきっちりを分けられた路上販売所、ひっきりなしにトラックで運ばれてくる牛たちの餌、、、これをマネージするのはとんでもない調整力が必要になります。きっと国の運営なども、やればできるんだけど、宗教上のイベントより優先順位が低いってことなのかなぁ・・・と感じてしまいました。

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